個人事業ノウハウ

高卒の主婦が独学でフリーランスWEBデザイナーになるまでの話

どうも!おばたみなこ(トリックレッド)です。
私は今、フリーランスウェブデザイナーとして働いています。

でも実は私がほんのりとウェブデザイナーに憧れを抱いてから仕事を始めるまで、なんと10年以上かかっているんです。

10年前は、まさか自分がウェブデザイナーになるとは思ってもいませんでした。

自分には無理だと決めつけていたんです。

10年前の自分に言ってやりたいことは「うだうだ悩んでないでさっさと動け!」ってこと。

私が歩んだ道のりを知ることで、誰かが一歩を踏み出すきっかけになることを願って、私が歩んできた道のりをお伝えします。

1・パソコン好きから独学でホームページ制作を始める

もともとゲーム好きだったこともあり、2001年頃にパソコンを使い始めるようになってすぐに「パソコンって楽しい!」と思いました。

タイピングしてるだけで楽しくて、タイピングしたいがために掲示板やチャットに書き込みをして、いろんなホームページを見ていました。

そのうちに自然と自分でもホームページを作るように。

最初は誰でも作れる無料ホームページ(Yahoo!ジオシティーズ/2019年3月サービス終了)を利用して楽しんでいました。

そうして、自分のホームページを更新するのに慣れてくると「もっとここをこうしたい!」という欲が出てきます。

ホームページのカスタマイズ方法を検索していてHTMLの存在を知り「とほほのHTML入門」というサイトを見ながら、手順通りに一から作ってみました。

私にとってホームページ制作はお絵かきパズルのような感覚だったので、抵抗なく楽しみながら自然と知識が身についていきました。

このときはお好み焼き屋さんでパートしてるただの主婦でした。

2・アフィリエイトを知り、お小遣い稼ぎしてみる

ホームページで広告収入を得る「アフィリエイト」の存在を知り、お小遣い稼ぎのために始めてみました。

無料のサーバーでは広告を貼ることが禁止されていたので、格安のレンタルサーバー(ロリポップ)を利用。

ここでホームページの運営に慣れていきました。

このときは地域の育児情報サイトを作り、自分で公園や施設の写真を撮ったりして紹介していました。

今ではそういった情報サイトはたくさんありますが、当時はまだ珍しかったんです。2年ほどでやめてしまったのですが、続けていれば今頃はそこそこの収入源になっていたかも。私のバカ!!

アフィリエイトでの広告収入は良いときで月に5,000円くらい。本当にお小遣い程度でしたが、ホームページを作ること自体が楽しかったので、育児の合間の趣味として運営していました。

この頃に「ウェブデザイナーになれば?」と言われたことがあるのですが、私ごときがなれるものだとは思っていなかったので、冗談だと聞き流していました。

3・職業訓練でウェブデザイナー科を受講→人生の転機

離婚したり再婚したり転勤したりで、しばらくホームページ制作からは遠ざかっていたのですが、あるとき地域情報誌で無料のウェブデザインスクール開講のお知らせを発見して「面白そう!しかも無料!!」と即応募。

このスクールは職業安定所による職業訓練の一つで、職安に申し込みをしてOKをもらえたら、民営のパソコンスクールに無料で通っていいよ、というものでした。

私の人生観をガラリと変えてくれたスクールです。

1人の先生(+補助講師)に20人程の生徒が教わるという学校形式の講座を3カ月間受講。

年齢も経歴も目標も様々な人たちに囲まれて良い刺激をたくさん受けました。

私よりずっと年上の受講者がキラキラと夢を語っている姿を見て、今から何かを始めるには年を取りすぎていると思い込んでいた考えが改まりました。

受講期間が終わりに近づいた頃、講師との個人面談があり「インストラクターをやってみない?」と声をかけていただきました。
そのときは出産を控えていて、さらに転勤もありそうな状況だったので、残念ながら受けることはできませんでしたが、私の考え方を劇的に変えてくれた「パソコンインストラクター」という職に強い憧れを持ちました。

4・パソコン教室のインストラクターになる

息子が1歳になる頃に地元・神奈川県へ転勤。

実家に頼ることができる状況になったことで、憧れのパソコンインストラクターとして働きたい!という気持ちが沸き上がりました。

保育園探しは思ってた以上に大変でしたが、パソコンインストラクターの仕事はやりがいがあり、楽しく充実した日々を過ごしました。

子育てと仕事の両立に悩みながらも、生徒さんのお役に立てる喜び、人生の先輩たちとお話しする楽しみ、自分がスキルアップしていく喜びを経験しました。

この頃は、生徒さんに楽しみながら受講してもらうにはどうすれば良いか試行錯誤し、初心者向けのパソコン教本や心理学の本などを読み漁っていました。

5・雑誌社のWeb担当としてホームページ制作部門を運営

次の転勤で金沢へ引っ越してからはすっかり働く気がなくなりました。

インストラクター時代は充実感があり本当に楽しかったのですが、一度仕事から離れてしまうと、また一から保育園を探して、仕事を探して、仕事・家事・育児をする(しかも今度は実家に頼れない)…というのには、二の足を踏んでしまって。

金沢ではしばらく専業主婦として息子とラブラブで過ごしていたのですが、その息子が幼稚園に入ると保育料で家計が少々厳しくなり働かざるを得なくなりました。

どうせ働かないといけないなら好きな仕事をしたいので、ハローワークでパソコンインストラクターやウェブデザイナーの募集を探してみると、雑誌社でウェブデザイナーを募集していて、しかも勤務時間の融通が利くということ!

未経験の業界でしたが、熱意で採用していただきました。

その雑誌社では、お客様との打ち合わせからデザイン制作、コーディング、運営まで全て任されていました。

個人ホームページの運営経験があるとはいえ、実務としては未経験者の私に丸投げしてくるムチャぶり社長!のおかげで急成長。

本を読み漁り、ネットで調べ、なんとかお客様の要望を叶えていくという日々でした。

6・起業を決意

その後、息子との時間を大切にするために独立しました。

独立当初はアクセサリー販売のネットショップをメインでやろうと考えていて、ウェブデザインは副収入と思っていたのですが、知り合いからウェブデザインの依頼が続き、自然とデザイン業が中心になっていきました。

今でも勉強の日々です。

一歩進めば何かが変わる

10年前の私がこの記事を見たら「この人は運がよかった特別な人。平凡な私とは違う。」と思うかもしれません。

確かに運よくご縁があったかもしれません。

でも、その運や縁は勇気を出して一歩踏み出さなかったら一生手に入らなかったものです。

あちこち寄り道してきましたが、これまでの経験は全て今の仕事の役に立っていると感じています。

やりたいことに向かって一直線に進むのはもちろん素晴らしいし、寄り道しながら進んでいくのもまた面白い未来が待っていると思います。

どちらにしても、その場でじっとしていたら何も変わらないのは確か。

やってみたいことがあるけど、私には無理…と悩んでる方がいたら、ぜひ一歩、どんな方向でもいいから足を踏み出してみてほしいと思います。

悩んで立ち止まってる時間が一番もったいない!

興味を持ったものを学ぶ。それしか今を変える方法はありません。

ちなみに、私は高卒です。

ウェブデザイナーの職に就けたのは35才。

フリーランスとして独立したのは38才。

学歴がなくても、職歴がなくても、何才からでも、子供がいても、新しいことを始められます。

私の経験が誰かの励みになれば幸いです。

おばた みなこ

おばた みなこ

自由と変人をこよなく愛するパワフルシングルマザー。 だけど涙が出ちゃう。女の子だもん。 神出鬼没の赤メガネ。

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